介護リフォームとは

リフォームを考える
毎日を過ごす家は、安心して暮らせるようにしたいもの。
しかし、家庭内の事故は意外と多く、年間死者数は交通事故死よりも多いのです。
介護リフォームの動機としては、若い世代では同居している家族のために必要になった場合が多いのですが、50代以上では、自分自身の今後を考えてリフォームを実施する傾向にあります。
大きな障害が無くても、身体の衰えは進行します。将来の必要性を見据えて、住まいのバリアフリー化を検討しましょう。

 

 

内容
浴室のリフォーム

体が不自由になっても、一人で安全に入浴できるようにしたいものです。
滑りにくい床面への変更、浴室と脱衣室の間の段差解消、またぎ高さの低い浴槽への交換、手すりの設置などを行いましょう。
また、高齢者の家庭内での事故で、最も多いのが浴室内での溺死です。
これは、寒い浴室と熱いお湯の温度差により、血圧が急激に下がり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こした結果です。
浴室内外の温度差を無くすため、浴室や脱衣所に暖房設備を設置しましょう。

 

トイレのリフォーム
トイレは1日何度も利用する場所です。
使う頻度の高い場所だからこそ、しっかりと先を見据えたリフォームが必要です。
和式トイレは足腰に負担がかかります。
和式トイレを使用している場合は、まず洋式トイレに変更を。
介助が必要な場合や車いすを使用する場合を考えて、スペースの拡張や手すりの取り付けも考えておきましょう。

 

室内ドア(出入口)のリフォーム

開き戸は車いすでは通りにくく、向こう側にいる人にぶつかってしまう危険性もあります。
高齢者だけでなく、小さな子供がいるご家庭でもスライド式の引き戸の方が安全なので、引き戸へ変更するためのリフォームの需要は高まっています。
また、ドアの開閉を容易にできるよう、開き戸のドアノブをレバーハンドルに取り替える工事などもあります。

 

階段のリフォーム
階段から転落する事故も多く発生しています。
手すりの設置や、足元灯を取り付けましょう。
踏み面に識別しやすい色をつけることも有効です。
また、勾配がゆるやかで段差が小さく、踏み幅が広い階段が理想的です。
スペースに余裕があれば、新しい階段の設置や改良も検討しましょう。

 

転倒防止のリフォーム

転倒による骨折も、家庭内で起こる事故の中で多くの割合を占めます。
つまずき・転倒を防止するには、まずは段差の解消を。部屋の段差なら、大掛かりなリフォームをしなくても段差解消スロープなどの設置で補えます。
家全体の段差は、低い床に床材を貼り合わせて床の高さを揃える『床重ね張り工事』がおすすめです。
また、玄関や廊下、階段への手すりの取り付け、すべりにくい床材への変更なども「転倒防止」のためのリフォームとしては効果的です。